能登の紅茶

手づくり紅茶教室(能登)7月21日

穴水町で手づくり紅茶教室を開いた。主催者は山崎さん。金沢から穴水までは車で約2時間。大雨洪水警報が出ているときに金沢を出発したのだが、山崎さんは強力な「晴れ女」のようで、穴水は曇り空を保ってくれていた。雨が降る前に急いで茶摘み。茶葉がいつもよりも小さい。シーズンもそろそろ終わりだ。いつもよりウンカが目につき、気のせいか、いつもと違う香りもする。少し期待する。1時間くらいで茶摘みを終え「教室」に戻る。参加者は小学生4人、おとな12人。夏休みなので、こどもの自由研究になるようにとの指示があり、一夜漬けで勉強し、こどもの興味を引くように、テキストを組み直してみた。上手く説明できたかは不明だが、私にはいい勉強になった。5時過ぎに帰宅。オーブンで乾燥させて仕上げ。翌朝、試飲してみる。水色は明るい橙色、今までで一番良い。だが、香りがない、味もない。敢えて言うなら、寂しい味がする。口に含んだ瞬間はきれいで、さぁ、味が広がるぞ、と期待すると、すーっと消えてしまう頼りなさ。茶殻に甘い香りが残っているのに残念である。手揉みが弱いのか、酸化のプロセスが単純すぎるのか、はたまた、茶葉の成分が弱いのか。参加者の皆さんはどうだっただろう。聞いてみたい。

(7月22日書き込み)

 

 

二回目の手づくり紅茶教室@能登

6月30日に実施しました。

和紅茶ディナー@民宿ふらっと(能登町)

 

6月30日、能登で手づくり紅茶教室を開いた。夜の部の和紅茶ディナーにも招待された。紅茶のお料理をしてみたいと前々から考えていたので、苦手な講話を引き受け、招待を受けることにした。期待を裏切らない、素晴らしい献立であった。11人の客で堪能し、あっという間に3時間が過ぎていた。

お料理は紫ブロッコリと緑茶のスープで始まった。お昼の手づくり紅茶教室で摘んでおいた茶葉を、女将の船下さんが数時間前に緑茶に仕上げ、それをスープの浮き実にした。手揉み緑茶の食感が面白い。メインディシュの舌平目の和紅茶グリルはほのかな紅茶の香り。デザートは、ほろ苦さを効かせた和紅茶のクリームブリュレ。奇を衒わない地物づくしのお料理にご主人のベンさんの確かな腕前と豊かな感性を見た思いがした。

新商品開発では紅茶らしさについついこだわってしまうが、紅茶はむしろ脇役、隠し味であることに、気づかされた。

 

 

平成24年最初の能登の紅茶

 

今年最初の能登の紅茶ができた。約100g。水色は淡く、甘い香りと、青い香りがする。予想以上に渋みを感じる。懸念していた野草っぽさはない。まずまずの出来栄えである。

5月17日(木曜日)に茶摘み、夜に乾燥させ、18日(金曜日)は東京出張なので袋詰めして食品庫に保管し、19日(土曜日)に帰ってからもう一度乾燥させた。再乾燥は初めての試みであったが、この方法でも大丈夫なことが確認できた。反省点は茶葉の形状が整っていないこと。手揉みに丁寧さが足りなかったと思われる。次回の手づくり紅茶教室は6月30日(土曜日)。

 

さて、能登の紅茶のことを紹介しよう。

いつも茶摘みさせていただいている茶畑が穴水町にある。毎年、地元の「中居茶を蘇らす会」がこの茶畑のチャを使って「中居茶」を作り、私たちは2番茶を摘んでいたのだが、今年はお茶をつくらないそうなので、1番茶を紅茶に使わせてもらうことにした。

この紅茶づくりをコーディネートしているのは、能登町在住の紅茶の先生である。数年前にUターンしてきた女性なのだが、彼女が能登にいてくれるので、私も能登の紅茶づくりに関わることができている。

和紅茶づくりで最も大切なことは、栽培農家さんとの親密な関係である。私が能登の紅茶を最初に手掛けたのは2003年からであるが、現地の人たちとの関係をうまく築けず、しばらく連絡が途絶えていた時期がある。その間に、紅茶づくりはおろか、緑茶もつくられなくなってしまった。

そんな折に、彼女がUターンしてきた。私の和紅茶サイトを見つけ、能登の紅茶をつくりたいと、とメールをくれた。それ以来の付き合いである。お茶農家さんに引き合わせたところ、彼女は頻繁に農家さんを訪ね、良い関係をつくってくれた。そのおかげで、細々とではあるが、茶畑の活用ができているし、農家さんも栽培を続けている。これは大事なことだ。

彼女のような同志を増やすことがこれからの課題である。