2019年4月の写真あるいは和紅茶の旅


4月15日の庭

能登行きで見つけたお宝は「わさび菜」。

漫画「クッキングパパ」27巻を参考にわさび菜の醤油漬けを作りました。調理時間20分くらい。瓶詰めしたばかりなのに、フタを開けるとツーンと鼻を突き抜ける香りが、もう立ち上がってきます。(クッキングパパは九州男児なので、濃い味付けになるかも)

港町の鍛冶屋

 

能登町宇出津(のとまちうしつ)の「ふくべ鍛冶」に立ち寄りました。あまり見かけることがなくなった“村の鍛冶屋”ですが、ここはおしゃれな店構えをしています。奥能登には農業と漁業があることから、ふくべ鍛冶には鎌、鍬などの鉄製の「農具」と、漁師や海女が使う包丁などの鉄製の「漁具」が並んでいます。特に、海で使う道具の鍛冶屋さんはかなり珍しいとのこと。能登の漁師が憧れる“孫光作”の銘が入った「能登マキリ」は注文生産で、モノによっては2年待ちもあるとのこと。田舎町の鍛冶屋さんで、どうしてこのように「繁盛」しているのでしょう?これから丁寧に時間をかけて取材したいと思います。(訪問は412日)

蝋梅の香り

 

紅葉(くれは)の岡本さんから蝋梅の香りを移した紅茶「紅寒梅」が届きました。あまりの香りの高さにロウバイ!お茶請けの蒸しパンふたつは「バラとチョコレート」と「抹茶とあんこ」、ご贔屓のワタナベヤ!です。(撮影は4月9日、書き込みは11日)

3月末は「神奈川・静岡お茶の旅」をしていました。

 

主目的は紅茶研究家、磯淵猛さんの「お別れの会」に参列すること。もうひとつは、日本の紅茶の父とも呼ばれる徳川幕府の幕臣にして紅茶栽培家、多田元吉翁の「偲ぶ会」に参加すること。せっかくの機会なので江ノ電に乗り、鎌倉にある新しいタイプの日本茶カフェに行き、ふじのくに茶の都ミュージアムで紅茶のブレンド体験もしてきました。

さて、「お別れの会」に参列して考えたのは磯淵さんの「功績」についてです。それは紅茶の楽しさを広めたことだと思います。それも上流階級の嗜みとしての紅茶ではなく、よりポピューラーな楽しみ方を提案されました。大衆娯楽的というよりはエンターテインメントとして、紅茶を広めようとされていたと感じています。

もうひとつの「偲ぶ会」では、丸子紅茶の村松二六さんが作られた紅茶と烏龍茶15種類をテイスティングするお茶会が行われました。勝又綾子さんと山川幸代さんのふたりのインストラクターがお茶を淹れ、二六さんに替わって二六さんのお茶の魅力を、分りやすく説明されました。ともすれば難行になってしまう15種類ものお茶のテイスティングが、おふたりのリードにより、知的好奇心を刺激する楽しいお茶会になりました。

少し大げさな表現になりますが、世の中を変えるためには、新しいことを思いつく人と、その新しさを分りやすく伝える人の両方が、同じくらいの重要度で必要だと思います。名人村松二六も、二六さんの凄さを説明できる人がいて初めて名人と呼ばれます。

話を元に戻すなら、磯淵猛さんは他に替わる人のいない、表現力と説得力を持った紅茶の広報マンでした。余人を持って替えがたいのは事実ですが、ぽっかり空いた大きな穴をそのまま放置してはいけません。磯淵猛さんの薫陶を受けた者のひとりとして「伝える人」の役割を担いたいと思います。(旅行は3月29日から31日まで、書き込みは4月10日)