日常茶飯事(H24年5月の高知日記)

「日常茶飯事」はブログのようなものです。お茶、お酒、旅行、地域づくりなど、思いつくまま書きます。facebookと連動させることもあります。できるだけ400文字以内に収め、できるだけ写真を添えます。文体は「ですます」と「である」を気分で使い分けます。先月の書き込みは別項目にまとめてあります。

 

高知日記

 

昨晩、高知から帰ってきました。東京1泊を含めた4日間の小旅行。予定を細かく入れて忙しく動き回ったけど、気分的にはゆっくりできました。というのも、紅茶やお茶とゆっくり向き合う時間をとれたからです。道の駅「四万十とうわ」ではお茶まつりを開催中で、「しまんと紅茶」のデモンストレーションを手伝いました。お客様にお茶を勧めるのは、反応を見ることができて、楽しい仕事です。おいしいと言ってその場で購入していただけるのもデモ販売の醍醐味。改めて思うのですが、しまんと紅茶は四万十の水で入れると本当においしく入ります。雑味のない透明な味わいの中にも、しっかり渋みがあり、後味がさっぱり。高知の代表的な駄菓子「ミレービスケット」を添え、紅茶は食べ物と一緒にいただくともっとおしくなりますよ、という勧めかたを試すことができたのも収穫でした。写真は四万十川の鯉のぼりと朝霧。(5月1日書き込み)

 

高知日記(車中のお茶)
 

4月27日。娘の発表会を見るために女房と上京。締め切りを抱えた女房は一泊で帰るが、折角の連休なので、私は高知に足を延ばすことにした。これはその小旅行の記録である。

上越新幹線の車内販売でご当地の雪国緑茶を購入した。黄金色をしている。硬さと渋さを感じるのは雪国のお茶という先入観からだろうか。製造元の冨士美園は新潟県村上市のお茶屋さん。昨年の地紅茶サミットに参加された。村上は茶産地の北限とされている。レトロなパッケージが気になる。読むと明治時代にアメリカやロシアに輸出していた頃のラベルとある。そっちの物語かよ、と思う。商品には物語が必要だが、クチコミを誘発する単純な物語にすべきではないだろうか。緑茶を輸出していたと言われても、現代人にはイメージが湧かないし、味も連想できない。写真はボトルの両面をコラージュしたもの。黄色の紙を貼って味の説明を加えている。車内販売の売り子さんが要望したのかもしれない。(5月2日書き込み)

 

高知日記(東京一泊)

 

夕方、上野駅に到着。ホテルにチェックインするため山手線で池袋に。電車での移動は「東京にいる!」という実感があって好きだ。などと感慨にふけっていたら、男が携帯電話で話しながら電車に乗り込んできた。流暢な英語だ。なかなか終わらない。仕事の出来そうな中年男性。なのに、周囲の迷惑を考えない。今更であるが、東京はストレスが充満している。なにかの弾みで爆発せねばいいが。ホテルに荷物を置き、ふたたび電車で中野に向かう。会場は「なかのZERO」、創作舞踊公演である。娘は大学4年生、最後の公演だからと、幼稚園から一緒だったともだちが、わざわざ神戸から深夜バスで来てくれた。ありがたい。娘は2本の作品に出ていた。1本は彼女が演出した小作品で、ツカミは良かったが、結びの印象が弱かった。難産の末に上演にこぎつけたと聞いていたが、迷いを払拭できなかったのかもしれない。ともかく、いまの娘の到達点を見ることができたわけだ。(5月3日書き込み)

 

 

高知日記(道の駅)

 

4月28日、5時起床。眠っている女房をホテルに残し、池袋駅に。早朝なのにホームは人が溢れている。連休の始まりだ。羽田空港から高知空港に。富士山がくっきり見えた。幸先が良い。高知に降りたら待ち構えていたかのように四万十ドラマの畦地社長から、四万十でまっちゅうきに、という電話。レンタカーで道の駅「四万十とうわ」に向かう。道路は混み始めていたが、約2時間のドライブでお昼前に到着。駐車場にはテントが張られ、特設売店が開店準備をしている。用意していただいた紅茶の試飲セットを点検し、まずは入れてみる。しまんと紅茶のホット。この味で良いか、どんな説明にするか、飲みながらプランを練る。この時間が好きだ。お向かいで鮎を焼いているタイスケさんが、一杯くれと寄ってきて、これくらいの渋さが好きや、と言ってくれた。よし、この味でいこう。紅茶が入りましたよ、と声をあげる。他の売店の売り声も飛び交い、連休気分を盛り上げる。午後3時までに約60杯を提供できた。(5月4日書き込み)

 

高知日記(茶工場)
 

3時を過ぎるとお客様もひと段落。そこで紅茶の試飲を店じまいすることにして、もうひとつの目的地である茶工場に向かう。広井茶生産組合の第二製茶工場である。四万十川沿いの細い道を車で走り、5分くらいで到着。工場長の岡峯さん、紅茶担当の矢野さん、緑茶担当の駄場さんの広井茶最強トリオと再会を果たす。1週間前にお茶づくりが始まったところで、いまは手摘みの茶葉を受け入れている。工場の受付時間が夕方までなので、茶葉を積んだ軽4トラックが何台も入ってくる。手摘みなので量はさほど多くないが、茶葉のサイズが揃っていて、とてもきれいだ。これで紅茶を作れたらなどと、せん無いことを考えてしまう。製茶の作業は連日深夜にまで及び、新茶の季節は寝る暇もないという。農家の人たちは働き者だ。私にはとても務まらない。せめて、農家の人たちに出来ないところをお手伝いできれば、などと殊勝なことを考える。(5月5日書き込み)

 

 

高知日記(お茶まつり)
 

4月29日、昭和の日。早朝に起床、四万十は今朝も霧である。これは写真に撮らねば。十和の名物イベントである「こいのぼりの川渡し」を思い出し、車を走らせる。朝霧にかすむ鯉のぼり、といった風情の写真を撮ることができた(話半分に聞いてください)。道の駅に戻る。お客様が集まり始めている。急いで会場設営をする。今日は紅茶の横で畦地社長が新茶のデモ販売を行う。昨日できあがったばかりの煎茶である。昨日できたということは昨日摘んだということ。摘んだ日を特定できるお茶なんて、新茶祭りだからできること。これはセールストークに使える。もうひとつの特徴は茶工場から直送された荒茶であること(荒茶の説明は省略)。畦地社長が入れた一杯目をいただく。お湯を冷まし、丁寧に入れた一杯である。甘(うま)い、渋みもうまい。これはいける。そして昼メシ抜きの怒涛の6時間。緑茶も紅茶も良く売れた。紅茶を目当てに来た方もいて嬉しかった。名残惜しいが15時に店仕舞いし、高知に戻った。(5月6日書き込み。写真は煎茶を入れる畦地社長。文中の「こいのぼりの川渡し」の写真はこの高知日記に最初の記事に)

 

高知日記(お茶とお酒)
 

4月30日。昨夜は高知市内に宿泊、畠中さんの案内で鯨とお酒の美味しい店に。粋鯨を何種類か飲みました、ありがとう。本日は午後2時まで散策してもフライトに間に合う。お目当ての土佐茶カフェは11時開店なので、路面電車に乗ったり(実は乗り間違えた)、商店街をぶらついたりしてまち歩きを楽しむ。土佐茶カフェに一番乗りして早めのお昼。直ぐに満席なった。土佐茶専門店だから池川のかぶせ煎茶と仁淀川の香ル茶(片岡さんの紅茶)もいただく。お料理もお茶もおいしいのだけど、なんだか物足りず、ひろめ市場にハシゴ。お酒が一番充実しているお店に行き、一杯目は「南・純米吟醸・無濾過生」とアジのお造り、2杯目は「美丈夫・雄町」とチャンバラ貝。お店のおねえさんから「雄町を選ぶとは通ですね、私も好きです」と誉められ、良い気分に。相席していた、徳島から来たという2人の女性にも振舞ってしまう。結局ひとりがさみしかったのかも。写真はかぶせ煎茶のセット。(5月7日書き込み)

 

高知日記(東京駅)

 

ひろめ市場でお酒をいただき、良い気分になったので、高知駅に戻り、バスで高知空港へ。高知から羽田のフライトはほぼ満席。羽田からモノレールで浜松町へ。途中で東京スカイツリーが見えたような気がするが、錯覚だろうか。浜松町から東京駅へ。東京駅では構内サウスコートのニッコリーナに立ち寄る。良品工房の白田さんのお店。いつかはここに並べられる商品を開発したいものだ。ちなみにしまんと紅茶はここで売られていて、若い女性が「おいしそうね」と言っているのを耳にして、買ってくれなかったが、嬉しかった。で、私はと言うと、ちょうど新茶フェアをやっているものだから、財布も軽くなっているのだが、ついつい、お茶の飴など気になるものを買ってしまった。帰ったら当分は試食の日々が続くであろう。というわけで、高知日記はここらでお仕舞。写真は買ってきたお茶の飴。時計回りで0時から、うれしの茶黒糖(うまい)、茶飴(佐賀のメーカー)、煎茶金平糖(島根県産やぶきた)、抹茶アーモンドキャンディ(絶品!)。(5月10日書き込み)