H24年8月の日常茶飯事

御祖酒造で呑み切り(8月26日)

「遊穂」で知られる羽咋市の御祖酒造を訪問。呑み切りに参加した。金澤三水会のメンバー8人。私は運転手なので見るだけ。


呑み切りは御祖酒造の新社屋で行われた。真新しい部屋に並んだお酒はなんと43種類。御祖酒造にあるお酒の、たぶん全てを、出していただいた。しかも一覧表付きで。この一覧表の内容がとても良くて、御祖酒造の姿勢が良く現れていた。適度な情報公開の見本と言えるだろう。

で、私はお酒を飲まなかったので酒蔵見学の話題を。見学は2年ぶりくらい。酒蔵の中はいろいろ変化していて、それがいまの御祖酒造の酒造りの姿勢でもあり、興味深く、また、期待も高まった。

同社の酒蔵は築30年くらい。大量生産時代の建物と設備であるが、それを少量多品種生産へと切り替えが進んでいることが見て取れる。藤田社長がこの蔵に来て約10年になるが、藤田&横道杜氏の考えが着実に酒蔵の様子にも現れてきている。

象徴的なのは仕込み蔵。かつては大型タンクが林立していたが、その大半が撤去され、小振りのタンクが並び、蔵の半分くらいが広々としたオープンスペースになっている。そこに自動圧搾機を移動し、仕込みから搾りの流れをスムーズにした。

もうひとつは貯蔵庫に大型冷蔵設備を導入したことである。これで同社の貯蔵体制は「常温」「低温」「冷温」の3通りの使い分けができるようになった。

普通酒と純米酒は常温、といった常識的な貯蔵法ではなく、すべてのお酒を1年から3年熟成させることを想定し、同じお酒を常温(年度内販売)、低温(1年熟成)、冷温(1年~3年熟成)で貯蔵してみたらどうだろう。

このようなことを期待させる呑み切り&酒蔵見学になった。

写真は「遠心脱水機」の説明をする横道杜氏。原料処理の大切さを力説されていた。