9月の日常茶飯事


書き込みをさぼっていました。Facebookの書き込みにコピペしています。

9月29日は商工会の仕事で能登町に行きました。道の駅桜峠のあたりに「サルビア・ロード」があります。夏から秋にかけて見ることができる、県民にとっては馴染みの景色なのですが、見るたびに、この赤い色は刺激的で、違和感を覚えます。自然の色はけっして自然ではありません。早川義夫の「サルビアの花」のひとふしを口ずさんだりしました。

 

(追記)それであとから人に言われて調べてみたのですが、お盆に帰省する人たちをお迎えするために、地元の人たちが維持管理しているとのこと。赤い色は彼岸花のイメージなのでしょうか。(11月6日書き込み)


庭の金木犀が咲きました。香りは、もうひとつです。私がうっかりしていたからでしょうが、昨日の朝、2階から庭を見下ろして、咲いていることに気がつきました。だから秋が突然やってきたように感じました。金沢は金木犀を植えている家が多くて、うちの町内でもたくさん見かけます。小椋佳作曲の「金木犀の匂う道」というのもあるくらいです。金沢市民憲章の歌(1980年制定)となっていますが、聞いた覚えがありません。ちょっと残念です。それはともかく、しばらくの間、まちには甘い風が流れます。書き込みは9月27日。


26日(月曜日)。クラウドファンディングで応援した「四万十の栗」のプロジェクトから、収穫した栗が送られてきました。噂にたがわず大きな栗です。最大で46gもありました。冷蔵してもよいと説明にありましたので、調理法を2,3日考えてみます。


9月24日(土)は富山にいました。約束の時間まで少し間があったので、富山城址公園を散策しました。第二次大戦の富山空襲で市街地を焼き尽くされ、その後に再建したニセモノの城なので、これまでは足が向きませんでしたが、入ってみたら、石垣だけは本物で良い見学になりました。というのも、帰宅後にWEBで確かめられたことがあったからです。石垣には大きな石も使われていて迫力があったのですが、一方で、雑な積み方をしているところもありました。何度かの火災で石垣を積み直しているのですが、次第に富山藩も財政難になり、修復にお金をかけられなかった事情があったようです。その意味で「リアル」な石垣であったわけです。皮肉を言っているのではありません。史実を伝えているところに価値を感じました。(25日書き込み)


金沢・石川をていねいにご案内するツアー第2弾         「建築と風景」をテーマにした能登ツアー

金沢・石川をていねいにご案内するツアー第2弾

「建築と風景」をテーマにした能登ツアー

 

お客様は、お茶のご縁で知り合った方なので、ミスティさんとしましょう。ミスティさんを能登のハイディワイナリーにご案内することになりました。9月21日のことです。

ミスティさんは建築がお好きなので、「建築と風景」をテーマに、能登ツアーを企画しました。コースは輪島の朝市通り散策、門前ビューサンセットの建物見学、ハイディワイナリーの見学と昼食、そして帰路は、かほく市立金津小学校、金沢市立海みらい図書館、金沢市民芸術村と職人大学校を回るもの。さらに、金沢のゲストハウスにチェックインし、そこのダイニングキッチンでハイディワイナリーのワインと、輪島朝市で買った野菜や、金沢の珍しいものを簡単に調理していただく。こんな計画です。

ところが旅に道草はつきもの。輪島朝市でいきなりのハプニング。朝市通りでコメ農家の川原さんがやっている「おにぎり屋さん」に立ち寄ると、ご本人はいませんでしたが、七輪の炭火で干物を焼いている旅行者がいるではありませんか。すぐに朝市通りを駆け回り、気のいいおばちゃんに干物盛り合わせ(フグ、ハタハタ、カマス、カレイ)を特別に作ってもらいました。カマスの干物を七輪に載せると、お店のお姉さんが「身から焼いて」とアドバイス。“川は皮から海は身から”と知ったかぶりをして取り繕いましたが、そんな失態がどうでも良くなるほど、ふっくら焼きあがりました。おいしい。あんまり美味しいので、ミスティさんはサザエを買いに。干物も美味しいのだけど、お店のお姉さんもとてもいい雰囲気で、魚屋の嫁です、といいながら、サザエの焼き具合を見回りに来て「もう少し、貝殻の表面が乾くまで待って」とか指南してくれます。朝市通りを行き交う人を見ながら、干物とサザエ壷焼きと、能登の農家の手作りおにぎりで、簡素だけど豊かな朝ごはん。ついつい長居をしてしまいました。

予定が大幅に遅れてしまいましたが、こんなことが起きるから旅は楽しい。その後のコースを、いくつかショートカットし、なんとかゴール。ミスティさんにも喜んでいただけました。

 

■追記

①ハイディワイナリー訪問

というわけでその後の行程をショートカット。総持寺と黒島は車中から眺めるだけになり、ワイナリーに到着。

海を見下ろす斜面に建っているワイナリーとレストラン。はるばる来たぜ、といいたくなる、旅情たっぷりのロケーション。

ワイナリーは若い女性スタッフが案内、マニアックな説明にならなくて好感が持てる。新酒の仕込みが始まったばかりで、10本ある仕込みタンクのほとんどがまだ空っぽ。貯蔵庫は木樽の数が少なくスペースにゆとりあり。2013年創業、毎年完売だからストックが少ないのだろう。それとも瓶貯蔵なのかな(質問すれば良かった)。木樽はブルゴーニュの古樽と新樽とのこと(瓶のカタチはボルドーなのに、これも質問すれば良かった)。

さて、待望のランチですが、朝の炭火焼干物体験が強烈で、記憶がぶっ飛んでいます。つくづく“食レポ”には向いていないと思います。で、ゆっくりいただき、予定の1時間遅れで門前を出発。

 

金津小学校

 

現役の小学校ですから、外から眺めるしかできませんでしたが、斜面にキリッと建っている小学校で、運動場から見上げた校舎の美しさを、卒業生はずっと憶えているのではないでしょうか。ミスティさんにも、石川の職人技が活かされた美しいコンクリート壁面と、喜んでいただきました。(ツアーは9月21日、書き込みは24日)


9月12日(月曜日)。最近は商店街の仕事をしています。打ち合わせまで時間があったので石引商店街を歩いています。中学生の頃の通学路です。同級生のお店もあります。当時よりも大きくなっているお店を見ると、頑張っているなと嬉しくなり、商売替えしているお店を見ると、どこかに行ってしまったのかな、などと寂しくなります。シャッターが下りているお店が多いのは残念ですが、気になるのは、営業中のお店なのに店構えが閉鎖的に見えること。店は「見世」とも書くのにね。面白い看板を見つけました。お惣菜屋さんのランキング。4位に「ナスのオランダ煮」が入っています。(書き込みは13日)


9月6日(火曜日)。朝食用のスプレッドを作りました。黄色はスダチのカード。茶色は加賀の紅茶を使ったローヤルミルクティーのクリーム。どちらもまずまずの出来栄え。紅茶の方はかなり濃厚です。


サコちゃん「金沢地デジ」ツアー

9月4日(日曜日)。 

高知在住のデザイナー迫田司さん、通称サコちゃんが、仕事で石川県に来られたので、仕事の前日に金沢をご案内しました。サコちゃんは「地デザイン・ジャパン(略称地デジ)」を提唱されており、それを意識して「地デジ」ツアーを組みました。

その理由のひとつは、私自身の“ポスト新幹線”の目標として「金沢を丁寧に紹介する人になろう」を掲げているからです。サコちゃんに合わせたプランを立てました。

もうひとつの理由は「地デザイン」を考えてみようとしたからです。コースのテーマに据えることで具体的に考えてみました。これは狙い通りにできたのでしょうか。その検証です。

地デザインというのは、私の解釈では「地域(あるいは地元)に根付いたデザイン」のことであり、それを大切にしよう、という考え方です。わかりやすい言い方をすると、ちょっと目はしの効いた役場の職員さんは、なにかというと東京のデザイナーを使おうとしますが、もっと地元のデザイナーに仕事を出しましょう、ということです。

で、今回の「地デジ・ツアー」は金沢のデザインが地域に根付いているか、という視点で見直すことを試みました。

実際のコースは次の通りです。その場の判断で飛び込もしたので、当初の計画よりも盛りだくさんになりました。

尾山神社(運転中なので数分停車、サコちゃんアゲアゲ)、柿木畠散策(もっきりやでコーヒー、芝生の佇まいにサコちゃん感激、ロックの殿堂はうーん)、ターバンカレーでランチ(ご満悦)。緑の小径を歩いて鈴木大拙館に(うーん)。八百萬本舗の視察(田中聡美さんとの記念撮影でハイに)、主計町のあかり坂(おー)、柳宗理デザイン研究室(パネル展示に良いフレーズを発見!)、暗がり坂、カーフさんのお店(うわっ!)、主計町散策、ひがし茶屋街散策(くるみ屋と山屋に立ち寄り、店主と立ち話、うわっ!)。わが家に向かう途中に大桑貝殻橋に立ち寄り、我が家で食料品を積み込む。長坂の「むつぼし」を視察。夕食会場の「風と翼」(片町、繁華街のど真ん中)に。夕食後に片町をパトロール、やきとり横丁で一軒、中央美食街で一軒。これで23時に解散。

100年以上前にできたのに、いまでも異彩を放ちながら、金沢市民に親しまれている尾山神社。できたばかりなのに昔からあったような佇まいで、禅を知りたい外国人に人気の鈴木大拙館。大量に消費されながら、消耗しまいと頑張っている八百萬本舗のデザイン商品群。使い込みもデザイン要素に組み込んでいる朽ちることのない柳宗理のデザイン。観光客の熱気で風情も蒸発した茶屋街と、その熱気を浴びながらも「我」を貫いている数名の店主さん。こんな万華鏡のようなツアーでした。(書き込みは9月5日)

 

なお、地デジについてはこちらをご覧ください。

 

https://www.facebook.com/ddesignjapan/